水槽

プールじゃない

日曜日、9月6日

12時半起床。10時間眠り込んでいた、予定が無いから寝すぎてしまう。

適当に昼食を済ませるとものすごく疲れた。横になって本を読んだ。

読んだ本は『プリズン・ブック・クラブ』、最近夢中になって読んでいる。刑務所読書会を手伝う著者のエッセイとして読めるノンフィクションで、たくさんの本と興味深い議論に触れられて好奇心をくすぐられる。手元に置いて読み返したいから文庫化してほしいなあ・・・ 文章がうまくて読んでいて心地がいい。たくさん木の名前や鳥の名前がすぐ出てくる著者はすごいなと思う。カナダの自然や刑務所のシステムも知れて興味深い本だ。第11章まで読んだ。まだ半分か、という気持ちともうあと半分しかない…という気持ち。

www.amazon.co.jp

夕方日記を書く。

17時からミーティングという名目のおしゃべり会に出て2時間ほど話す。

 

22時すぎ、突発的に映画ナイトを決行。ウーバーイーツでナンロールをデリバリーして、Amazonプライムビデオで『聖なる鹿殺し』、『プールサイド・デイズ』、『時計じかけのオレンジ』を順番に観た。

『聖なる鹿殺し』、ヨルゴス・ランティモス監督の『女王陛下のお気に入り』が好きだったからずっと観てみたいと思っていた。ようやく観れた。バリー・コーガン君、『ダンケルク』と『アメリカン・アニマルズ』の役のイメージが強かったから良い意味で期待を裏切られた…『アメリカン・アニマルズ』をもう一度見たい。ランティモス作品まだ2本しか観ていないけど、多分他のも好きだと思う。前に新文芸坐でランティモス監督作3本のオールナイト上映をやっていて行きそびれたのだが、また開催してくれたら絶対行く…

『プールサイド・デイズ』はだいぶ前にツイッターで見かけて気になっていた映画。プライムで見放題の作品じゃなかったからレンタルして観た。観る前は「ティーンエイジャーがちょっと過激な一夏を経験するオシャレ映画」かなと思っていたが(オシャレクライムアクションっぽいやつ…ありがちだし好みがちだから。)、全然そうじゃなかった。主人公のダンカンはかなり等身大のキャラクターに感じてちゃんと入り込めたし、超ドラマチックというわけでもないエンディングもリアルでよかったと思う。観終わって微笑んだ。あと、ダンカンのメンター的存在になったオーウェンが面白いキャラクターだった。メンター役の男性ってどうせ”ハードな男”なんだろって思ってたけど、オーウェンはダンカンの感情にちゃんと寄り添ってくれたし、「こういう男になれ」みたいなことも言わなかったのが良かった。

時計じかけのオレンジ』、友人の好きな映画なので観た。アレックスは想像よりアホっぽくてかわいかった。。キューブリック作品の音楽が肌に合わなくて私向けじゃないなと感じる、ただ衣装は超好きだ。この映画もそんな感じ。猫がたくさんいる家のシーンが最高だった。

 

気付いたら朝4時くらいになっていた。映画を見ていると時間がおかしくなる、1本2時間くらいだから映画ってそういうものだけど、自分の中での映画観賞のハードルの低さとかかる時間のギャップにときどき驚く。ぼんやり日記を書いてから寝た。